Archive for the ‘被災者支援’ Category

救援物資のお届け(6回目)

土曜日, 8月 2nd, 2008

 622日、コッムー町ワーバラウトゥ村の寺子屋にYシャツ・Tシャツ200枚、タオル200枚を持って行きました。当日は被災地の状況視察と支援のために日本から訪問中のGMI顧問の安倍昭恵さんと昭恵さんの友人の幸田シャーミンさんも一緒でした。 

 コッムー町までヤンゴンから車で2時間、それからまた小舟で1時間半かけて(船乗り場を出た時は晴れていましたが、途中で大雨になり傘を差しながら)やっとワーバラウトゥ村に着きました。

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 寺子屋の校舎の屋根は前日お届けした新しいトタン屋根が取り付けられて、修復作業も終わってだいぶ良くなりました。子供たちも真面目に勉強していました。ワーバラウトゥ村のカードーミ寺子屋小・中学校には生徒が258名いて、幼稚園生が55名、小学生147名、中学生が56名勉強していますが、きちんとした校舎はありません。トタン屋根がある校舎には中学生と小学5年生が勉強し、それ以外の子供たちは僧侶たちが生活している僧院内で勉強していました。

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  幼稚園は6月上旬に開園したばかりそうですが、お揃いの制服の園児たちは、先生たちと一緒に歌や踊りを元気いっぱいに披露してくれました。

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 この僧院はサイクロンの際にも地域の避難所になっていたそうで、一時期は数百名が避難生活をしていたそうです。当日も御寺の住職さんが地域の被災者の方100世帯を集めてくれたので、救援物資をお一人ずつに手渡しすることができました。また幼稚園の園児たちにもタオルとふりかけを手渡しました。

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 ワーバラウトゥ村はヤンゴン管区内にはありますが、ヤンゴンから遠く離れているような素朴な村であり、サイクロン支援でも他の地域に比べて援助があまり届かなかったところであります。それでも村人たちもとても明るく、子供たちもとても可愛らしく、元気いっぱいで被災から自らの力で立ち上がろうとしている姿を見て、昭恵さんを含め私たちも大変感激しました。この子供たちがいつまでも明るく勉強できるように、長期的にサポートしていきたいと思っています。

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救援物資のお届け(5回目)

火曜日, 7月 15th, 2008

 6月21日、ヤンゴン管区のコッムー町ワーバラウトゥ村に出かけて村のお寺にお米312キロ、トタン屋根150枚、食用油(412グラム)100本、ふりかけ200個と大型蚊帳(家族用)100枚を届けてきました。

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  ワーバラウトゥ村は先日の寺子屋の調査でも訪れたことがあり、今回が2回目になります。ヤンゴンからコッムー町まで車で2時間、それから小舟に1時間半乗って、片道3時間半かかるところにあります。

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 当日は土曜日(休日)なので寺子屋の子供たちはいませんでした。休日を利用し、寺子屋校舎の修復作業を村人たちがしていて、僧院の小僧たちが手伝っていました。私たちが届けたトタン屋根も早速寺子屋小学校に取り付けてくれました。

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 翌日の22日は学校の授業があるとのことで、事務所に残っている救援物資を持って翌日も来ることにしました。

排水ポンプのお届け

火曜日, 7月 1st, 2008

 613日から17日まで、私たちはエヤワディー管区の中でも一番被害のひどかったラプタ町の4つの集落(ラプタには50の村、395の集落があります)に排水用のポンプ5セット6メートル正方形の防水シート15枚を届けてきました。

 613日、ヤンゴンからラプタ行きのバスが出たのは夜7時半、車内は乗客も荷物もいっぱいでした。2回の休憩を取って、ラプタに着いたのが615日の朝8時でした。バス停から直接お店に行き(排水ポンプセットはヤンゴンで注文し、ラプタの店に受け取ることになっていました)、排水ポンプセット5セット「1セットにつき排水ポンプ1つ、ポンプ管2つ、エンジン油1ガロン、ディーゼル油5ガロン」を受け取りました。

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 その後は(ラプタの南側河口にある集落で家の建て直し等復興支援を行っている)ミャンマー人ボランティアグループと打ち合わせし、ポンプセットを贈呈する集落の状態について説明してもらいました。現在はラプタや周辺にある避難所にいた被災者たちが自分たちの集落に戻りつつあること、家の建て直しや集落の作り直し等を行っていること、そのなかでも一番困っているのはそれぞれの集落や村に飲料水用の人工溜池がいくつかありますが、サイクロンの時高波や洪水で海水が入ってしまったため飲料水がなくて生活が大変になっていること、溜池の中の海水を排水ポンプで全て出して溜池をきれいにすることが最優先であることを説明してくれました。彼らが救援活動している集落のうち、4つの集落を回って排水ポンプセットを贈呈することになりました。

 615日、早朝から大雨や強風でしたので、ラプタ港に出航の禁止警報が出ていました。その日は集落に行けなかったのでラプタ町内の寺子屋小学校を訪ねました。日曜日のため子供たちはいませんでしたが、僧侶からサイクロン当時の状況や現在の復興状況を聞くことができました。 

 616日、前日の雨、風が少し落ち着いたので、借りていた小舟でラプタを離れることがやっとできました。ラプタから南に向って1時間半、最初に着いたのは「カニィンクイン」という400世帯が住んでいる集落でした。「カニィンクイン」には寺子屋小学校もあり、勉強している子供たちもいました。集落の中には3つの溜池があったので、排水ポンプセット2つと防水シート5枚を贈呈しました。村人たちは排水ポンプを直ぐに溜池に持っていて、早速排水作業を行っていました。

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「カニィンクイン」から次の集落までは海の方に向かって小川を下っていきます。次は「ダウンチャウン」という集落で、現在60世帯、180人が生活しています。この集落はサイクロンで280人の死者・行方不明者が出ましたので、今は生き残っている住民たちで、村の建て直しをがんばっていました。この集落にも排水ポンプセット1つと防水シート5枚を贈呈しました。

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 次の集落は河口にある「コンジース」で今は50世帯、426人が住んでいますが、この集落にも319人の死者・不明者が出ました。海に近かったので、サイクロンの傷痕がいっぱい残っていました。この村ではサイクロン当時、高波、強風、大雨の中で大きく揺れているココナツの木を10時間以上も必死に抱き掴んで生き延びた一家4人の話を聞くこともできました。2004年のスマトラ沖地震の時に「コンジース」にも津波が来て、高波にさらわれながら奇跡的に生き残った子供が今回のサイクロン時にもココナツの木を抱き掴んで生き延びたという話も聞きました。他には、この集落の最年長の80歳のおばあちゃんが一人で生き残っていて(家族は全員亡くなったそうです)村人たちが面倒見てくれているそうです。聞いた話の内容は大変なことばかりですが、淡々と話してくれる村人たちに暗い表情はなく、周りにも遊んでいる子供たちも元気そうで、カメラを向けると笑顔を見せてくれる姿から「今を生きている」感じが強く伝わってきました。この集落にも排水ポンプセット1つを贈呈しました。

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 4つ目の集落「マレージーコン」からは村人たちが小舟でポンプセットを受け取りに「コンジース」の船場まで来てくれました。「マレージーコン」には今50世帯、191人が生活していますが、サイクロンで96人の犠牲者が出ていました。「マレージーコン」にも排水ポンプセット1つと防水シート5枚を贈呈しました。

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 私たちが持っていた救援物資を全部渡しましたのでラプタに戻り、その日の午後7時半のバスでヤンゴンに帰りました。帰りのバスの中も満席の上、座席の下には生蟹が入っている籐の箱がいっぱい詰め込んでありました。

 被害の一番ひどかったところへ救援物資を届けることができて、スタッフも喜んでいました。被災地への支援状況や現状について色々な報道、情報が混雑していますが、私たちが見た被災地の現状は、悲惨な状態がなく、災害から立ち上がって現実を一生懸命がんばって生きている被災者たちの姿がありました。彼らの努力を敬意を払いながら、私たちができることを今後も支援していきたいと思います。

被災地の寺子屋小学校の現状調査(3)

日曜日, 6月 15th, 2008

 GMIスタッフが寺子屋調査で被災地にまた出かけてきました。今回は5月に救援物資のお届けをしました、ヤンゴン管区のクンチャンゴン町です。5月に救援物資を届けに行ったときは、道路沿いに数万人の被災者が待っていましたが、今は彼らの姿は見られませんでした。今回の調査対象はその国道から村や部落に行く小さな道を車で行けるところまで行って、それからまた小さなボートに乗って一時間半ほど行ったところにある村の寺子屋でした。ボートが走っていく川沿いには、(以前道路沿いで避難生活をしていた)被災者たちが、家の修理をしたり、小舟で荷物を運んだりと普段の生活に少しずつ戻っているように見えました。

 調査した寺子屋も緊急用の校舎を作っていて、青いビニルシートを屋根にしている豚小屋のような校舎でしたが、子供たちの明るい笑顔が被災地であることを忘れさせてくれました。ヤンゴン管区とエヤワディー管区の被災地の小・中学校及び寺子屋の修復が新学期に間に合わなかったため、政府から開始を1か月遅らせる通知があり、7月からの新学期開始になりました。寺子屋学校へ送る予定だったノートや文具等もその時期に合わせて届けることになりました。

 被災者たちが自分の家があった場所に戻って生活を始めていますが、今被災者たちが直面している一番大きな問題は「水」がないことです。元々、被災地域には井戸などが少なく、人工の溜池(大きいプールのような池)を作って、雨季のときに雨水を溜めて翌年の夏季まで使う習慣でしたが、サイクロンで海水が溜池にも入ってしまい、溜まっている水のほとんど海水であるため、飲用水としても生活用水としても使えない状態のまま、生活を送っています。今被災地で一番必要とされているのは、それらの溜池に入っている海水を全て出してしまって、新たに雨水を溜めていかないといけないことですが、排水用ポンプやモーターが高騰してしまったため購入できず困っている状態でした。

 13日から事務所の男性スタッフ全員とボランティアを合わせて10名が、エヤワディー管区の(被害が一番ひどかった)被災地ラプタにある村に、排水用モーターとポンプ5セットを持って救援活動に出かけました。被災地までたどり着くまでに、バスやボート、小舟等を使って十数時間移動し、現在村や部落を回って活動しています。その活動の様子は、後日また報告します。

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被災地の寺子屋小学校の現状調査(2)

木曜日, 6月 5th, 2008

 5月31日と6月1日、GMIのスタッフがヤンゴン管区の南にある被災地に出掛けて、寺子屋小・中学校の現状調査を行いました。合計で8校の学校に行きましたが、全ての学校の共通点はトタン屋根がほとんど吹き飛ばされて、なくなっていたことです。サイクロンの後にトタン屋根の値段が(以前より)数倍も高騰してしまったため、ほとんどの学校は屋根の修理が出来ず、地域住民から防水シートを借りて繋ぎ合わせで緊急用の屋根を作る等、できることをしていました。しかし、バケツをひっくり返すような雨では防水シートも長く耐えられそうもありません。

 ある学校は竹を使って校舎の再建を頑張っていますが、椰子の葉の屋根も高騰してしまったため、なかなか買えずに建設を一時中断していました。

 もう一つの学校(小学生から高校生まで生徒数1,000名が在学中の大きな寺子屋小・中・高校)では、教室と図書館が入っていた校舎が全壊し、図書館にある本(ほとんどは寄付された古本や教科書等)が全て雨にやられましたので、学校の庭に本を並べて乾かしていました。その学校にはミャンマー人の医者たちがボランティアで治療を行っている診療所があり、患者さんがいっぱい集まっていました。

 今回調査に行った学校のほとんどが、6月2日に始まるはずだった新学期の開始を1週間遅らせて、6月9日(月)から開始できるように準備を進めていました。現状では、支援者がいる学校と支援者がいなくて自力で頑張っている学校がありますので、支援者がいない学校に、新学期開始に合わせて支援していきたいと思っています。

防水シートの緊急用屋根

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防水シートの緊急用屋根

校舎再建中

校舎再建中

校舎再建中

校舎再建中

倒壊した校舎と乾かしている図書館の本

乾かしている図書館の本

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ボランティア診療所

寺子屋の生徒(小僧)たちの昼食

寺子屋の子供たち

寺子屋の子供たち

寺子屋の子供たち

寺子屋の先生と生徒たち