私が小学校3年生の時、白黒映画の『ビルマの竪琴』をテレビで、幼いながらもじっと見ていたそうです。母がそんな私を見て、『ビルマの竪琴』の本を買って与えてくれました。記憶の中に残っている印象的な出来事です。そのときから私とミャンマーは、縁があったのかもしれません。ミャンマー人ほど日本人と相性がいい国民はいないと思います。心からの素朴な微笑み、はにかみ、謙虚さ、しぐさ、こういった日本人の忘れかけているものがあります。貧しいにもかかわらず、笑顔を忘れず、歌って踊って、そしてあきらめている。
戦時中30万人の日本兵が送られ、19万人が亡くなりました。そして帰国した11万人全員が『ビルマメロメロ』になりました。今も仕事でビルマを訪れ、大変な苦労をするにも拘わらず、そのほとんどが『ビルマメロメロ』になって帰国します。そんなビルマを沢山の日本人に知ってもらいたい、また、縁あって7年近くを過ごしたビルマの、あの素晴らしい人々に何か恩返しが出来ないものかと考えています。

