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トークイベント『ミャンマーへの恩返し』

2010年9月18日(土)、メコン総合研究所主催、JICA地球ひろば協賛で、広尾のJICA地球ひろばでトークイベント「ミャンマーへの恩返し」を開催しました。3連休の初日にも関わらず、定員40名のところを60名の方が参加されました。ご参加ありがとうございました。

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今回のゲストは今泉清詞氏と安倍昭恵さん。 

今泉氏は在日ミャンマー留学生たちがもっとも親しみを込めて語る日本人の1人。私費を投じた今泉記念ビルマ奨学会は平成元年の発足し今年で22年目になりました。今泉氏は昭和18年8月から終戦後の21年の6月まで約3年間、ビルマで従軍されました。「3年という歳月は長い一生から見れば、ほんの短いひとこまかも知れない。しかしビルマで過ごした3年間は私にとって、それがなければ私の人生そのものが語れない、というくらいに大切な時間であった」と今泉氏は語りました。

今泉氏は昭和49年に第二回目の英霊巡拝団でミャンマーに訪れた時の話をされました。戦時中、激戦地だった六ヶ所ぐらいで慰霊祭を行ないましたが、驚いたことに、慰霊祭を行なう村ではいつも、村長が村人に指図して、村民総出で参加してくれました。日本の僧侶がそこでお経を上げるのだが、村人もその回りで、一緒になって拝んでくれました。法事に後にはコーヒーやミルクなどもわざわざ用意してくれて、至れり尽くせりの対応でした。それを見て私は大変感動しました。当時は戦争中のことだから、生きるためには食糧を民家から略奪したり、建物を壊したり、銃で打ち合いをするようなこともありました。あんなに迷惑をかけたのに、ビルマの人は何と好意的で、何と温かい広い心を持っているのか。これは何とかしてやらなければ申し訳ないと思ったそうです。

その気持を具体的に表わしたいと思っても、なかなか良い思案が浮かばなかったそうで、ようやく思いついたのが、奨学会の立ち上げであったそうです。今泉氏が所有していた5000坪ばかりの土地を財団に寄付すれば、年間で4000〜5000万円の収益があがり、それだけあれば相当なことができると思って、ビルマ友好財団の設立申請を外務省に出しましたが、何年たっても許可にならなかったので、ポケットマネーでやることにしたそうです。これが今泉記念ビルマ奨学会のスタートであり、今年で22年目を迎える奨学会には、合計186名のミャンマー人留学生がお世話になりました。奨学生OBたちは現在日本とミャンマーだけではなく、シンガポール、イギリス、アメリカ、オーストラリア等世界中で活躍しているため、今泉氏はミャンマーの将来のため有望な人材を育てた日本の父でもあります。

安倍昭恵さんは前回のイベント(6月12日の増上寺のイベント)で講演中の関口先生の写真に写っている少数民族の子供たちの純粋な姿と暮らしぶりを見て、教育によって少数民族の大切な文化を奪ってしまっていいのだろうか、日本の様に教育によって競争社会、格差社会になり、虐待、いじめ、自殺等があったら、教育を受けることは本当に幸せだろうかという疑問を持ったそうです。自分もミャンマーの教育の手伝いをしているので、そういう方向にはなってほしくないと思ったところに、イベントに参加された今泉氏からミャンマーには恩返しをするために支援するのだという話を聞き、ミャンマーに支援する意味を確認できたという話をされました。

イベントには主催者挨拶として当研究所顧問の関口照生さん、閉会挨拶は副所長の金田進徳さんが行いました。

イベント終了後の交流会にも40名以上の方及び駐日ミャンマー大使のU HLA MYINT氏が参加され、ミャンマー関係の輪を広げる、ミャンマーのことを理解する交流会になりました。

2011年1月29日(土)にもJICA地球ひろばで大きなイベントを行う予定です。詳細が決まり次第お知らせいたします。たくさんの方のご参加をお待ち申し上げます。

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