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  玉置所長の報告(5月22, 26日)

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GMIの玉置所長が仕事で滞在中のヤンゴンからメールを送ってきましたので、ヤンゴンの現状をご報告いたします。


5月22日(木)のメール

私は総会の翌日「5月18日(日)」に成田を発って、ヤンゴンに来ました。今日でまだ4日目ですが、ホテルに滞在し、ヤンゴン・コンピュータ大学のラインキャンパスにある職場に来て仕事をするという私の最近のヤンゴンでの生活と仕事のパターンには、今回のサイクロンの影響はほとんどないことが明らかになりました。

昨日別件で、GMIヤンゴンオフィスに行ってきました。今日被災者への3度目の救援活動をするとのことで、GMIヤンゴンの多くの人が協力して救援物資のパッキングを行っていました。今回の物資は防水シートに加えて、個人には前回と同じお米に加えて、ジャガイモ、豆、油、塩、ライター、ローソクなどが入るそうです。食料もさることながら、塩、ライター、ローソクなどは大変良いアイディアだと思いました。

私の部屋はホテルの4階ですが、夜や早朝窓から外を見ると斜め前にあるホテル以外に明かりがほとんど見えません。まだ電線が切断されたままで、サイクロンの襲来から3週
間も経つのに、自家発電設備を持っている人以外はヤンゴンの高級住宅地でも全然電気がない生活を余儀なくされているというのが現状です。

19日(祭日)の朝、ホテルの近くにある青空市場に行ってみました。可能なら果物を手に入れたいというのが目的でしたが、品揃えも売り手の数も通常の半分以下で、お客の方も少なく、結局何も買わずに帰ってきました。しかし昨日の夕方、ジャンクション・エイトにあるシティマートというスーパーマーケットに行ったら、値段はともかく品揃えは元に戻っているという感じでした。

我々が使っている自動車のオーナ兼ドライバさんに聞くと、サイクロン前に2,800チャットだった米が今は4,500チャットになっていることのことです。私がホテルのお店で買うペットボトル入りの水も、1リットル入りのものが220チャットから250チャットに値上がりしていました。(きっと、もっと上がっていたものが、やっと250チャットまで値下がりしたと言うべきなのでしょうが・・・。)

昨日、さらに米ドルからチャットに両替する機会がありました。昨年9月の騒動の後、1ドルが1,300チャットを超えるという状況がありましたが、その後サブプライムローンの影響でドルが値下がりし、一時は1,070チャットぐらいまであったそうです。昨日は、1,130チャットでした。サイクロンの影響でもっとチャットが値下がりしているかと思っていましたが、予想以上に堅調でした。
 話は変わりますが、今回のサイクロンでヤンゴンの景色が大きく変わりました。これまでは大きな木が茂っていたので見えなかった遠くのビルが、今は途中の木がなくなったのでよく見えるようになってしまいました。空が広くなったという気もします。私が止まっているホテルの近くに科学技術省のヤンゴンでのオフィスがあります。そこはまるで森の中のような様相で、オフィスビルが道からはまるで見えなかったのですが、その森が壊滅して今は道からオフィスのビルがよく見えます。

私は大きな木が大好きで、日本でもケヤキや杉の大木があればそれを見て楽しんでいます。さらに日本でも外国でも始めての街に行くと、そこに証券取引所と大学があれば行ってみるということを、これまで何年もやっていました。ヤンゴン大学のキャンパスは大きな木がたくさんあって、文字通り手入れされた森の中のキャンパスで、世界中で大好きなキャンパスの1つでした。まだ今回はそのあたりに行く機会を持っていませんが、ヤンゴン大学の構内の大きな木がたくさん倒れたと聞いて、残念に思っています。

ヤンゴンにはいろんな種類の木がありましたが、今はヤシかココナツか、途中に枝が全くなく、幹が柱のようにまっすぐに伸びて、先に何枚かの葉と実が付いている種類の木が目立ちます。枝や葉が少ないので風に強いのか、幹がしなやかなのか、理由は分かりませんが、この木がたくさん残っています。一層熱帯の街という感じが強くなっています。

ヤンゴンはもう雨期に入ったと見えて、月曜日と火曜日には猛烈な雨が降りました。水曜日は一転して晴れて青空が広がり、日差しがありました。強い日差しの下では大変暑くて、うんざりでした。今日は、これまでのところ青空がのぞいたり曇ったりという状態で、これまでのところ私が来てからは一番過ごしやすいと言うべきかもしれません。しかしこの後また青空が広がって、強い日差しが降り注ぎそうです。

雨が降っても晴れても、被災した人は大変だろうと思います。


ヤンゴン大学75周年記念会館

ヤンゴン大学正門前

ヤンゴン大学本部の柵

ヤンゴン大学本部内

ヤンゴン経済大学の校舎

倒れた木の整備

カラウェイ水上レストラン

Traders Hotel とSakura Tower


5月26日(月)のメール

早いもので私がヤンゴンに来て、1週間が経過しました。

大きな木が倒れて遠くがよく見えるようになったヤンゴンの景色にもすっかり慣れて、いつものペースに戻って仕事をしています。私が始めてヤンゴンに来てからまもなく7年が経過しますが、7年前からヤンゴンの景色はこんなものだったというような錯覚を覚えています。

1週間前は、私が泊まっているホテルの近くではまだ電柱が倒れたままで、電線も切れて道路の上にどくろを巻いている状態でした。それがこれまでに、折れた電柱は新しいものと取り替えられ、電線が張られて、ホテルの私の部屋の窓から見ると斜め前のホテルの灯り以外にも、いくつかの灯りが見えるようになりました。特に街灯に灯りが付いたようで、これでこれまで暗かった街が少しは明るくなるのかも知れません。

玉置彰宏
写真 GMIヤンゴン事務所