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1.バオニューの国ベトナムでは情報戦に負けるな~ベトナムビジネスの掟

火曜日, 10月 16th, 2007

ベトナムは「バオニューの国」。東南アジアの人々の決り文句が「ノープロブレム、ネヴァーマインド」であるのに対し、ベトナムだけは事情が異なる。「コンサーオ(問題ない)」ではなく、「バオニュー(いくら)?」なのである。
市場(いちば)へ行くと、肉屋のおばちゃんが外国人の持っているカメラを指差して「バオニュー?」、買い物をしている主婦が野菜を指して「バオニュー?」、お手伝いさんが洗顔石けんをもの珍しそうに見ながら「バオニュー?」等々。ベトナム人は明けても暮れても挨拶代わりに「バオニュー?」を連発する。
これは、ベトナムに「定価の文化」がなく、価格は全てタフな交渉によって決まるという事情によるもの。ベトナム人は、日々、「バオニュー?」という武器によってモノの値段に関する情報収集活動に精を出しているわけである。よそ者である外国人も負けじと「バオニュー?」を連発しなければ、ぼられて笑われるのがオチ。ベトナムの庶民生活は、「ぼるか、ぼられるか」、日々是決戦である。
さて、ベトナムビジネスでも、やはり「バオニュー」。ベトナム人は、交渉前にあらゆる手段・人的ネットワークを駆使して、交渉相手の生い立ちや経歴を知り交渉対象の値段に関する情報収集を行う。外国人である我々も、この武器を活用して日頃の情報収集をしていなければ、交渉は始める前から勝負がついている。まさに丸腰で戦うようなものだ。やはり、「バオニュー」という武器は常に携帯すべきである。

キャノンする

日曜日, 7月 8th, 2007

 英語では、ティッシュのことをクリネックス、複写機をゼロックスと表現することがあります。ベトナム語ではバイクを「ホンダ」、紅茶を「リプトン」と言ったりします。メコン地域ではないですが、モンゴルでは複写機でコピーをとることを「キャノンする」と言ったりします。メコン流域の国で、社名や商品名がそのまま定着した言葉を集めたら結構面白いのでは?と密かに調査中です。
 蛇足ですが、山梨出身の友人に「サビオを貼っておけば」と言われなんのことだからさっぱりわからなかったことがありました。結局、サビオとは絆創膏の商品名であることがあとになって判ったのですが、友人の育った地域で一般的に通じる言い方だったのか、あるいは、一族が家の中で代々使ってきた限定的な言い方だったのか、いまだ不明なままです。